アドバイザーNEWS 2025年11月
防災コラム:乾燥の季節、火の用心
秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じるようになりました。この時期は空気が乾燥し、暖房器具の使用が増えることで火災の発生が多くなります。「うちは大丈夫」と思っていても、火災はほんの小さな油断から起こることが少なくありません。季節の変わり目に、住まいの防火対策を見直してみましょう。
●暖房器具のまわりをチェック
ストーブやヒーターを使う前には、まず安全点検を。カーテンや衣類、洗濯物など、燃えやすいものを近くに置かないようにしましょう。灯油ストーブは給油中の点火や、こぼれた灯油の拭き取り忘れにも注意が必要です。フィルターの掃除やコードの損傷確認も、この時期に済ませておくと安心です。
●調理中の「うっかり火事」にご注意
コンロの火をつけたまま、ちょっと電話や来客に対応してしまう――。そんな“少しの油断”が火災の原因になるケースが多く見られます。調理中はその場を離れず、IHやガスコンロの自動消火機能を活用するのも有効です。
●電気の使いすぎにも気を配って
寒くなると、電気カーペットや加湿器、こたつなどの使用が増えます。タコ足配線や長期間使い続けている延長コードは、発熱や発火の危険があるため注意が必要です。プラグのほこりやコードの劣化を定期的に確認し、安心して使える環境を整えましょう。
●安心してぬくもりを楽しむために
火災は、ちょっとした日々の気づきや心がけで防ぐことができます。家族や同居の方と「火のそばを離れない」「電気製品は安全に使う」など、声をかけ合いながら小さな習慣を積み重ねてみましょう。
この秋も、安全であたたかい毎日をお過ごしください。


